初段免状授与式のご報告

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初段免状授与式のご報告

2026年2月7日(土)、日本将棋連盟南柏リビング支部において、初段免状授与式を執り行いました。

このたび初段免状を取得されたのは、
**小泉友貴(こいずみ ともき)くん(小学3年生)**です。

小泉くんは、日頃から将棋に真摯に向き合い、対局と研究を丹念に積み重ね、着実に棋力を向上させてきました。その努力が認められ、日本将棋連盟が公式に認定する初段免状を見事取得されました。

今回の免状取得は、日本将棋連盟南柏リビング支部として3人目の初段免状取得者となります。
授与式は、支部会員および子ども将棋教室の参加者が見守る中で行われ、会場は温かい拍手に包まれました。


免状文面に込められた意味

日本将棋連盟が発行する初段免状には、次のような文言が記されています。

【免状文面】
夙ニ将棋ニ
丹念ニシテ
研鑚怠ラス
進歩顕著ナルヲ認メ
茲ニ初段ヲ
允許ス

【読み方】
つとにしょうぎに
たんねんにして
けんさんおこたらず
しんぽけんちょなるをみとめ
ここにしょだんを
いんきょす

【意味】
日頃から将棋に真心をこめて取り組み、丹念に研究を重ね、研鑚を怠らず、棋力の進歩が著しいことを認め、ここに初段を許可する。

この免状文面は、単なる勝敗や成績のみを評価するものではなく、
日々の姿勢、継続的な努力、将棋への向き合い方そのものを称える言葉として、長年にわたり受け継がれてきました。


初段という段位の位置づけ

将棋における「初段」は、級位をすべて修了し、

  • 基本的な定跡や囲い、戦法を理解している
  • 対局全体を見通し、自ら考えて指し切る力を備えている
  • 対局後に内容を振り返り、次に活かす姿勢を持っている

といった、総合的な棋力に到達したことを示す段位です。
日本将棋連盟の段位制度においても、
初段は、級位の修了を経て、自立した対局者として認められた段位とされています。

将棋の世界では「初段はゴールではなく、スタートライン」とも言われます。
今回の免状取得は、小泉友貴くんがこれまで積み重ねてきた努力の証であると同時に、さらなる高みを目指すための大切な節目でもあります。


日本将棋連盟の免状が持つ公式性

日本将棋連盟が発行する段位免状は、単なる記念証書ではなく、
将棋界の最高権威によって正式に認定された、公的な段位証明です。

免状には、

  • 申請時点の日本将棋連盟会長
  • 申請時点の現役竜王、名人

直筆署名 が記されます。

現在は、

  • 日本将棋連盟会長:清水市代
  • 竜王、名人:藤井聡太

のお二人の署名が入る、極めて格式の高い免状となっています。

この免状は、その時代を代表する将棋界の重鎮と第一人者の名が刻まれた、
まさに「将棋の歴史の一部」とも言える一枚です。


免状制度の歴史的背景

将棋の免状は、近代に始まった制度ではなく、江戸時代から続く長い歴史を持っています。

免状の原型は、江戸幕府公認の将棋家元制度のもと、当時の名人や将棋所が棋力を認めた者に授与していた「許可状」にさかのぼります。
とくに大橋家や伊藤家といった将棋名門が、段位や手合の認定を行っていました。

日本将棋連盟の公式資料によれば、
寛政11年(1799年)に九世名人・大橋宗英が授与した免状が、現存する最古級の初段免状として確認されています。

また、享和元年(1801年)の初段免状も実在が確認されており、
少なくとも18世紀末から19世紀初頭には、現在につながる免状制度がすでに成立していたことが分かります。

今日、日本将棋連盟が発行する免状は、こうした歴史と伝統を受け継ぐ、
公式かつ権威ある段位認定の証として位置づけられています。


小泉友貴くんのこれから

小学生での初段取得は、決して容易なことではありません。
日々の積み重ね、指導を素直に吸収する姿勢、そして将棋を楽しみながら続けてきた結果が、今回の免状取得につながりました。

南柏リビング支部では、初心者から有段者まで、一人ひとりの歩みに寄り添いながら、将棋の楽しさと奥深さを伝える活動を続けております。
小泉友貴くんの今後のさらなる成長と活躍を、支部一同、心より応援してまいります。

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